難聴者のエンパワメント 地域社会のセーフティーネット

最近、地域に、社会に難聴者の救えるセーフティネットがあればと思うことが続いた。

聴覚障害者のコミュニケーション教室に、都外から参加した女性が7年前に難聴を理由に会社から退職をほのめかされ、3ヶ月の間泣き暮らしていたが、このままではいけないと気付いて、手話サークルに入って、ろう者と出会って、立ち直りのきっかけが得られたということだ。

その3か月はつらかったと思う。問題はその間誰からも支援がなかったことではないか。仕事の問題ならハローワークや心身障害者福祉センターに相談にいかなかったのだ。難聴者協会にもとうわせなかったのだ。

失聴したばかりではそういうところに行くどころではないかも知れない。しかし、周囲も手を差し伸べなかったのは何故か?
病院も地域社会も家族にもかかわらなかったのは重大な問題だ。


ラビット 記



                                • -

sent from W-ZERO3