地域福祉と難聴者支援

Qさん、

A県Z市の社会福祉協議会のホームページを見ました。地域福祉推進事業と地域の福祉力向上事業(住民主体事業)、地域生活支援事業(当事者支援事業)とありますね。いまは社会福祉というのは、地域福祉のことなんです。

全難聴はこの地域福祉の中に難聴者の支援を取り込む仕組みを作ろうとしています。難聴者が集まるだけでなく、高齢者や地域の中にいる難聴者をその地域で生活したり活動することを支援する仕組みです。
介護の在宅福祉サービスを受けるのに要約筆記を使う、地域福祉活動に難聴者が加わるのに要約筆記を使う、老人大学で学ぶのに要約筆記を使うというように、難聴者が要約筆記を使うのは難聴者協会の例会だけではなく、会員でない難聴者が地域で地域の一員として何かをしようとした時、それを支えるのが要約筆記です。

普通の高齢者が受ける社会のサービスを難聴者が受ける場合にコミュニケーション支援サービスを併用するのです。
傾聴ボランティアというボランティアがあります。一人暮らしのお年寄りの家を訪ねて、安否確認と生活やそのほかのニーズを把握するために訪問するボランティアですが、これは難聴者は出来ないのでしょうか。
そんなことはないのです。難聴者も要約筆記者と一緒に行けば「傾聴」ができるんです。逆に高齢者側が難聴の場合、傾聴ボランティアの訪問を受ける時、要約筆記が付けばそのボランティア活動を受けられるのです。

こうした地域の福祉と要約筆記が一体のものとして、展開してい蹴るように考えていました。


ラビット 記