再調整した人工内耳 初日と二日目

昨日、病院から家まで、再調整した人工内耳(フリーダム)だけ付けて帰った。帰りのバスや電車の車内の音、帰宅したテレビの声、家族との会話、今までの4つのマップのどれよりも聞こえる。
新しいマップを使って数時間だが、周囲の音はよく聞こえる。

テレビのクイズ番組はテロップと字幕を読みながらだと問題ない。趣味の番組で「帆布」とテロップがでてなんと読むのか聞かれたが、ハンプと聞き取れた。
オリンピックの番組は字幕がないので何を言っているのか聞き取れなかった。

再調整して二日目。
出勤すると前の上司が話しかけてきた。声の高い方だがノーマルなマップのままで、富士登山で近くに落雷があって九死一生を得たという話は分かった。細部は分からなかったので補聴器を付けると今までよりステレオに聞こえる。今日はそのまま両耳に付けていたが補聴器と人工内耳の聞く割合は7対3から3対7と人工内耳で聞くウェートを高くした。
夕方の課内ミーティングがあったが、聞き取れなかったのでまだ要約筆記は必要だ。
夜の「難聴者の集い」の実行委員会は、人工内耳もT回路にすると磁気ループのおかげでよく聞き取れた。

6月の半ばくらい以来だから約2ヶ月ぶりのマッピングだ。その間は、補聴器を付けていた右耳の外耳炎の治療や仕事の関係で病院に通うことが出来なかったのだ。
この間、よく聞こえない人工内耳に精神的にも焦りがあったのは正直なところだ。


ラビット 記