補聴器とPHSの電話

昨日の補聴器外来で、補聴器でPHS、携帯電話を使う方法や補聴器の機能が初めて分かった。

今のデジタル補聴器は指向性の機能がある。補聴器の背に前後二つのマイクがあり、写真ではAが前、Bが後ろ、前後の音圧か時間差で音の大きさを比較しているとのことだ。
実はPHSで電話しているときに突然聞こえなくなってしまうことが続いていたので、この機種使わなくなってしまっていた。
初めは自動騒音抑制機能が効いていると思ったのだが、そうではなく、補聴器が電話の音を聞いて、あるいは周囲の音を関知して、背部の音が大きいと自動的に前のマイクだけにして前方の音を拾うようにしている。
PHSの受話部(スピーカー部)を補聴器のマイクの中間や背部のマイクで聞いていると大きい音を関知して広報のマイクを切ってしまうので聞こえなくなるのだ。

補聴器のマイクがこの位置にあることを理解していなかったのでPHS電話の聞き取りに苦労していた。

また、騒音のあるところでは何かの機能が働いてエレベーターなどで耳が詰まったような聞こえになるが変だ変だと思って屋内を歩いているとだんだん元に戻る。
この緩やかに変化するというのが初めて知った。

便利な機能には違いないがその仕組みを知らないと戸惑うことになる。

こうした補聴器の仕組みや使い方は丁寧に教わる必要がある。難聴者学級の必要な理由だ。


ラビット 記