難聴者の社会福祉学習 社会福祉概論 第4回

「高齢化や、医療技術の高度化に伴い、国民の医療費に対する負担は年々増加しています。医療保険制度を安定的に維持するためには、どのような制度改革が必要かを考察して、述べなさい。」

憲法第25条の生存権の保障のために、基本的に国と行政がすべての国民の健康と安全を守る責任がある。
医療、年金、介護の基本社会福祉サービスの充実化を図るための財源として、消費税を充てることは累進課税の原則に阪し、規模の大きい企業は負担しないなど、公平にならないので適当ではない。
法人税を適正な水準に戻し、防衛予算、高速道路建設などを見直しする。医療費軽減のために、後発製薬の採用や予防と早期発見の施策の充実を図る。

【フィードバック】
医療保険制度の現在の問題点は、後期高齢者医療制度の問題点は多々あるが、医療保険制度の安定的維持の施策は利用者の負担増とならないように、あるいは療養支援施策の後退とならないようにしたい。

【講評】
社会福祉の各分野のサービスを必要としている人の現状を理解し、サービスがどのように提供され展開されているのかを具体的に学びました。いずれの分野も多くの課題が残されていることが理解できたでしょう。
今回のリポートに取り上げられた各制度はいずれも国民の生活に密着に関連し、現在も議論の的となっている内容です。
日々のニュース等にこれからも注目して、行きましょう。また、「近年の福祉を取り巻く動向」や「学習の手引き」などを参考に日本の社会保障制度の今後の在り方について考えてみましょう。


ラビット 記