夜空の金の鯉のぼりは難聴者の誇り

近くのイベント広場で夜空に「金の鯉のぼり」が翻っていた。

風が吹くと鯉のぼりはへんぽんと翻る。
コミュニケーションも自分と相手に流れる風か。

夜空は難聴に対する社会の理解を表しているのだろうか。
それでも、鯉はスポットライトを浴びて、金の鱗を光らせていた。
自らの誇りが光っているようだった。
緋鯉もまぶしい金色だった。


ラビット 記