要約筆記はコミュニケーションの「場」への支援。

要約筆記は、話を文字で表すことによって意志の仲介を図るコミュニケーション支援方法だ。

要約筆記は、障害者自立支援法のコミュニケーション支
援事業という福祉制度でサービスが提供されるが、その他にも教育や就労、趣味の分野でも行われている。

障害者福祉制度では、障害を持つ人々にサービスを提供するもので「利用者」=障害者とされる。
しかし、コミュニケーション支援は、聴覚に障害を持つ人と相手とのコミュニケーションを支援する。

通訳により話の内容が伝えられ、他の人と同じ情報を共有して、理解する。そのことにより思考と行動が自己決定できる。
話し手の目的が達成されることとなり、相手も支援されたことになる。
通訳によりその「場」のコミュニケーションが成立したという。
これがコミュニケーション支援の目的でもある。

通訳とは、意味を相手に分かるような形で伝えることをいう。
伝える形態はまちまち。要約文でないと読解の理解が出来ない場合もあれば、音素文字変換となるリアルタイム文字表記、字幕制作もある。


ラビット 記