爆笑問題に長尾国会図書館長が出演

昨夜、爆笑問題に、長尾真国会図書館長が出演した。
余り馴染みがない国会図書館だが障害者の情報アクセスの鍵を握るキーパースンなので、注目した。

なぜ注目を集めるのか、国会図書館が蔵書のデジタル化、デジタルアーカイブを170億円で進めようとしているが、デジタル化されれば、視覚障害者や発達障害者も含めて、書籍へのアクセスが容易になると思われるからだ。

これは、グーグルのすべての図書のデジタルアーカイブ化を進める計画に対抗した我が国の動きにも関わりがある。
すでに、デジタル化に当たって、著作権者である作家関係団体、出版業界、図書館関係者等で協議を進めている。
なぜこの中にステークホルダーの一つである利用者団体や障害者団体が入っていないのか。

長尾館長は、出版物のアクセスフリーを求める集まりにも出て講演をしている。理解があるのではないかと思う。
「セッションでの「日本中の読者/利用者に対してイコール・オポチュニティを与えるのが(国立国会図書館の)義務。これを実現出来るのは電子図書館しかない」という言葉が俄然、重みを増してきた感じがします。」
http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20090514/1242319773

国会図書館には音源や音楽の他DVDなどの映像著作物も多く納本されている。
著作権法改正により、国会図書館も映像著作物に字幕と手話を付けて貸出しが出来るようになる。
当事者団体と貸出しと配信の方法など協議をして、始めてほしい。


ラビット 記