人工内耳のある体験談

人工内耳の体験談を聞いた。まだ20代に見える青年だ。
生後9ヶ月で高熱で聴覚障害者となったと自己紹介を始めたのは驚いた。これは、私と同じだが難聴になったといってきたからだ。

要旨を聞きながら打ってみた。
大学時代の教授との出会いが自分のコミュニケーションについて考えるきっかけになったとのことだ。
アメリカ留学が急に決まって、補聴器では英語は聞こえなかったので人工内耳で英語を聞きたいと思ったのがきっかけだ。

聞こえの世界の限界、聞こえない世界の限界、聞こえにくい世界の限界とある。
聞こえにくいと言うことをもっと着目するともっと新しい世界があるのかも。
聞こえる、聞こえないと言うだけではそれ以外の世界が見えなくなってしまう。
人工内耳は自分のコミュニケーションモードの一つに組み込まれたということ。人工内耳を付けて、話をすることの楽しさを初めて知った。
最初は音が聞こえる楽しさ、単語が理解できるようになる、文章が分かるようになるという変化。人工内耳で言葉の持つ気持ちが聞き取れるようになった。これは補聴器ではできなかった。

これは自分を再発見したということになると思う。


ラビット 記