社会生活力を獲得するプログラム

社会生活力とは、障害者が障害を的確かつ前向きに認識し、自分に自信をもち、社会の中で社会資源をみずから活用して、積極的に社会参加していく力のことだ。

リハビリテーション・インターナショナルRIは1986年に定義を発表している。
「社会リハビリテーションとは、社会生活力(Social Functioning Ability、略称 SFA)を高めることを目的としたプロセスである。社会生活力とは、さまざまな社会状況の中で自分のニーズを満たし、一人ひとりに可能な最も豊かな社会参加を実現する権利を行使する力を意味する。」
自分の身体的、知的、精神的な力を発揮出来る力を身につけることだ。

これまで、知的障害、発達障害精神障害のある障害者を中心に、社会生活力を身につけるプログラムが開発されてきた。

聴覚障害者それも難聴者の社会生活力プログラムを開発する必要がある。
専門家の力を借りて、当事者が開発するのが一番だが、当事者も支援を必要とする内容、支援の方法などソーシャルワークの知識、技術を身につける必要がある。

まもなく、「自立を支援する社会生活力プログラムの実践」の開講だ。

ラビット 記
知的障害者が働いているSWAN店のパン