テレビメーカーは3Dテレビ発売の前にすることがある

1月7日の日経夕刊に、アメリカの電子産業展示会で、テレビメーカーが一斉に3D(立体)テレビを展示し、日米ほぼ同時に発売する模様と伝えた。

テレビメーカーは、視聴覚障害者がテレビにアクセス出来ない問題があることを知っていて、それを放置したまま新しいテレビを開発し、販売するなんて絶句。

聴覚障害者のテレビ視聴は字幕を見ていても映像とのずれ、遅延がひどい。地デジは電波産業会ARIBの規格で字幕放送のようなクローズドの手話放送が出来ない。
5.1チャンネルサラウンドで番組を作ったら視覚障害者の解説放送が出来ない。

字幕と手話、解説音声をきちんと受信できるような機能の規格を制定して、新テレビから順次搭載すべきだ。
一部関係者からはARIB基準はそう簡単に変えられないと聞くがそんなことはない。3Dテレビの規格はどうやって作ったのか、障害者当事者不在のまま作られたことはおかしい。
障害者権利条約の第2条の定義にユニバーサルデザインが掲げられている。あらゆる設備、製品、サービスに共通する原則だからだ。