ハーレクイン・イマージュに人工内耳の女性が。

ハーレクインは、有名な恋愛ストーリーの新書の出版社だ。

部屋の本を片づけようとしたら、たまたまハーレクイン・イマージュシリーズの「あなたの声が聞こえる」(ルーシー・ゴードン、三好陽子訳、I-1450)が目に入った。
いつか古本店で購入したらしい。奥付けに鉛筆で100とある。折り目もないまだ誰にも読まれていない本だ。

裏表紙を見ると「ジーナは耳が聞こえなかった。今だって障害がなくなったわけではない。
皮下に埋め込んだ器具を外せば、すぐに聞こえなくなってしまう。」とある。

これは人工内耳のことだ。ページを繰ってみると19ページに人工内耳の装置を皮下に埋め込んであると、女性主人公が語っている。

ストーリーのあちこちに人工内耳の聞こえの様子や限界、人によって効果が違うこと、リハビリに時間がかかることが書かれているが正確な情報だ。
調べると、邦訳で漫画化もされている。

ハーレクインシリーズは全世界で何億冊も発売されていると聞くが、人工内耳をしたロマンスの女性主人公がいるとは思わなかった。


ラビット 記