難聴の多様性ってどういうことか?

どこにいるか分からない雲をつかむような対象者に支援をすることの是非。

何ごとも物事は目的と対象者を明確にして取り組むのが一般的な戦略。曖昧な目的、曖昧な対象者では必ず挫折すると言われる。

広範な難聴者は多様な存在、千差万別な問題を持っている。余りにも多様なので簡単には問題を説明できない。

しかし、カオス(混沌)と見られる現象の中にも1/fというゆらぎがあることが分かっている。

難聴という障害そのものが多様性を持つがゆえにあいまいにみられるという特徴を持っている。

認知症にも脳性マヒにも鬱病にもいろいろなタイプがあり、それらに対して治療とリハビリテーション、社会的リハビリテーションがの対策がとられている。

難聴という障害を聞こえ方で区分するよりは、違う側面で見たら統一的に理解できるのではないか。
それが「関係」(リレーションシップ)ではないか。

言語の違い、音声か非音声か、感音性か伝音性かなどの区分を越えて、共通する障害の内容を表す。


ラビット 記