「自分から分からないと言わないと」って難聴者?

「自分から分からないと言わなければ周りは分からない」。

昨日は、部署別社長懇談会。分からないことを人に聞けないと率直に言った若い営業マンが社長や部長に繰り返し言われている。

その前日には難聴者協会の例会で、難聴者の職場のコミュニケーションの改善は自ら話しかける、聞く、聞こえないことを説明する、スマイルが大事と話し合っていたばかりだ。
難聴者が何度も聞き返すと相手に良い顔をされないので、聞き返すのをためらったり話しかけるのを遠慮するようになってしまうが、聞こえる人でも言えない人がいることが分かった。

長くいた部門を離れて異動した別の女性も「分からないことばっかりなので(聞こうとしない)自分と戦っています」と言うし、他の若い営業も「仕組みが複雑なので(人に聞かないで自分で)理調べるのに時間がかかっている」と言う。

うーむ、そういう部下に声をかけてコミュニケーションを取るのが管理職の仕事。
頭から言いなさいと言っても無理があるよね。
自分のプライドが邪魔して聞けないとか、どうやって聞けばいいのか、メールで聞いても良いのか、まずは誰に聞けばいいのか具体的に示さないと。

聞こえる人も話せないんだあ。


ラビット 記