「五十肩」も「難聴」も見えない障害だけど。

通勤電車で吊革につかまろうとしたら、左腕が上がらなかった。五十肩か。

五十肩は上肢の運動が障害されるという機能障害だ。電車の吊革につかまりにくい、ものをつかんだり持ち上げたりすることが困難という活動障害につながる。
見えない障害といえる。

難聴も見えない障害という点では「五十肩」と同じだ。
しかし、「五十肩」は出来ないことが可視化しやすいが難聴は聞こえないことが可視化出来ない。感覚器官の障害でコミュニケーション障害だからだ。

聞こえない、聞きにくいという機能障害は、物音が聞こえない、人と対話が出来ない、会合等の集団の会話に加われない、その結果として円滑な人間関係を築けないという活動障害になる。

これは地域社会や職場のみならず家庭の中で期待される自分の役割が果たせない、知識や技術の習得が困難になり自己実現が制約されるという参加の制約が生じる。


ラビット 記