難聴者の「レクリエーション」の必要性(試論)

難聴者協会の例会で、参加者同士でゲームやおしゃべりタイムなど交流、寺社巡りや施設見学などの野外レクリエーションをが行われる。

これはどこの協会でも行っていて、参加者がみな楽しめるように担当者は内容や情報保障、安全などに神経を使って準備する。

これは、国や行政等への交渉や権利拡大の福祉活動ではない「遊び」、「レク」などして、重要視しない活動かもいるようだが、これは間違っている。

難聴者や中途失聴者の「交流」こそは、リハビリテーションそのものであり、社会参加の重要な場でもある。

集団で交流するには、コミュニケーションが必要だ。一人一人に磁気ループや要約筆記、手話、筆談などでコミュニケーションを確保すること、相手の反応を見ながら対話する。
要約筆記に書かれたものを見て、今の話題をつかみ、自分の話したいことを整理して、言葉を発する。
さらに交流する中でコミュニケーション成就体験を蓄積し、失われた人との関係を復活させる。

介護施設では、レクリエーションが重要な介護技術として一人一人にあったレクリエーションが提供される。たとえ寝た切りであっても部屋に花を飾る、カーテンを変えるなどもレクリエーションとされる。レクリエーションは生活の活性化のことだからだ。

もっと深めたい。


ラビット 記