「あおもり大会、開催を満場一致で再確認!」

今年の全難聴の福祉大会は青森県で開催の準備が進められていたが、東日本大震災の影響で開催をどうするか懸念されていたが、17日の青森県難聴者協会総会で満場一致で開催が確認された。

青森県大会実行委員会工藤実行委員長のお知らせと協力依頼が発表された。
http://blog.goo.ne.jp/zennan_saigai/e/db465643c25c6f7313c11fe4de0c3211?f=m

ーーーーーーーーーーーーー
「第17回全国難聴者・中途失聴者福祉大会 in あおもり」は予定通り開催します

大会実行委員長 工藤 文紀
青森県難聴者・中途失聴者協会会長)

この度の東日本大震災東北地方太平洋沖地震)により被害を受けられた方々に、心からお見舞いを申し上げます。
地震による津波原発事故などのため、岩手県宮城県福島県の東北3県に加え、被害は茨城県や千葉県やその周辺と広い範囲に渡り、目を覆うほどの甚大な状況となっております。青森県でも八戸市を中心に津波により大きな被害を受けました。

青難聴は昨年4月に大会開催を決定し、同年6月から実行委員会を中心に準備を進めてまいりました。しかし、このような広範囲の災害は過去に例がなく、しかも東北の半分以上が被災県となっている状況の中で、復興に相当の時間がかかることが容易に想定されます。このような状況の中で果たして開催してよいものかどうか、会員共々非常に悩みました。

しかし、4月17日(日)に行われました青難聴定期総会では、こんな大変な時期だからこそ青森での大会が「被災された方々や全国のみなさんが元気を取り戻せるきっかけになり、復興の礎になるのであれば!」と会場にいたみんなの心が一つになりました。
そして、満場一致で大会開催準備を続行することが決まりました。総会のあと、「震災シンポジウム」を開催したのですが、「NHKろうを生きる難聴を生きる」で放送された八戸で避難生活を送った会員の声を紹介したこともみんなの気持ちがひとつになった強い動機になったと思います。

本大会では、開催要綱の一部を変更し、「障害者権利条約」に加え、「復興」もキーワードにします。
そして、障害者(難聴者・中途失聴者)福祉の観点から将来の日本のあり方を軸に据えながら真摯に討論していきたいと考えております。
分科会もこれらのキーワードを念頭に再構成し、近日中に公開する所存です。

震災や大きな余震などの影響で開催準備が1ヶ月以上滞っておりますが、青難聴や実行委員会のメンバーと共に、その遅れを挽回すべくがんばっていきたいと思いますので、全国のみなさまのご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

                                • -