難聴者支援はバリアフリーだけでは不十分。

難聴者は見えない障害、外見でわかりにくい障害とよく言われる。
また情緒不安定、わがまま、自分勝手とかという評価もされやすい。
難聴は言葉が聞こえない音情報が入らないというコミュニケーションの障害の他に人や社会との関係が築けなくなると言う関係性の障害を持っているということを説明しないと、そのための支援が受けられない。
情緒不安定とか心理的な問題であれば臨床心理専門家の相談(カウンセリング)が必要だが、関係性の障害となれば障害の自己理解、補聴器やコミュニケーション機器の活用、福祉、就労、教育など分野ではそれぞれ専門的支援などが求められる。

幅広い支援が必要にも関わらず、どういう障害を持っているかが理解されてこなかった。
このことが難聴者に対する相談支援事業がなかなか進まない一因ではないか。
情報・コミュニケーションの保障だけでは解決しない問題だ。

ラビット 記
※深夜に自炊したラーメン。もやし、蒸し豚、アスパラ、海苔。醤油味の濃厚スープを溶いて作った。