難聴者の気軽に話せる場にはリーダーが居る。

難聴者の組織の中に、問題の本質が分かるリーダーが必要。

難聴者は自らの体験を通じて、その悩みの大きさ、辛さを知っているだけに、単純に同化しやすい。難聴者から色々な悩みが出された時に、その背景、求めていること、客観的に把握し、解決のプロセスが推定出来なくてはならない。

その場が相互に知らない人の集まった場か、会員とか部とかお互いの知った場か、居酒屋のようなリラックスした場か、1対1で出されたのかでその問題解決の要求の強さ、個性なども推定できる。
内容が医療の問題か、臨床心理的な問題か、専門家にゆだねる問題か、自分はどの部分にどこまで関わるか判断が求められる。

自分の力量、知識をわきまえ、他のスタッフの力も理解して、出された問題を適切に扱わなくてはならない。自分だけ理解してもスタッフにこの集まりの目的や意義が理解されていなければ問題を大きくしてしまうかも知れない。

身障センターや医療機関などと難聴者組織が難聴者支援のネットワークの一員となるには、支援の意味を理解したリーダーとスタッフが必要だ。

1981年に日本アイ・ビー・エム者のウェルフェア・セミナー「中途失聴・難聴者のリハビリテーション」が開かれたときに、難聴者支援の専門機関のネットワークが提起されたが、それから30年余を過ぎてようやく実現しつつあるかに見えるのは専門的な資格を身につけた難聴者が複数誕生したからだろう。

難聴者組織の難聴者が難聴者支援に必要な知識や支援技術を身につけることを支援する事業が求められる。
これはベルゲンでの探求の課題となった。

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーー
気軽に話そう!私の職場の困りごと - 東京都中途失聴・難聴者協会
頑張っていること〜
コミかるカフェ作ろう!」は、難聴者の生活と密接に関係する テーマを決. めて、気軽に話し合える場です。
第9回は、職場のコミュニケーションをテーマに取り上げます。
過去 2 回の話し合いや 2月のシンポジウムでいろいろ学んでき ました。
http://www.tonancyo.org/chirasi/120705comi-cafe.pdf