忘れられた難聴者、何が根幹か?

全要研大会が滋賀県米原市で開催されている。

大会の内容を記した冊子を受け取った時から、違和感が拭えない。
それは、全要研の活動の中に難聴者と難聴者協会がどのように関わっているのか、難聴者がどのような状況に置かれているかがよく見えないからだ。

この違和感は、第六分科会の通訳論の最初の報告を聞いたときも感じた、通訳観を過去の文献の中でどう変遷していったのかを研究したものだが、報告者たちがそのことを日々の実践の中で検討しようと思ったきっかけがあったはずだ。
東京の要約筆記者は、内閣府の障害者制度改革推進会議やJDFなど制度改革推進に関わる会議の通訳を担っている。また、日々多くの企業や大学、難聴者個人からの依頼による通訳を行っており、他の地域よりは要約筆記の通訳に関する状況がかなり異なる。

毎日の会員と非会員の難聴者と出会い、難聴者協会の活動の中から、出てきた課題は何なのか。
東京の登録要約筆記者は「現場」で何を感じ、何を課題としているのだろうか。

ラビット 記
※のぞみ社内でiPadでモバイルした。最前席で