難聴学生への支援


univercity連れあいが市内にある大学に行ってきた。同じ市内だがもっと山奥の方で、学習環境としては申し分ないところらしい。
その大学が、今年男女一人ずつ入学した難聴学生への講義保障として、同大生を対象にノートテイカーという要約筆記ボランティアの養成のための促成講習会を開催して、この講師を務めた方の補助みたいな役割で同行したのだ。
連れあいも難聴で、結婚して20数年になるが一応大学3年生になる。

聴覚障害を持つ学生へのコミュニケーション保障は手話通訳と並んでノートテイクが重要だ。
もちろん専門的な通訳の訓練を受けた人が行くのが望ましいが、そうした人が足りないので、講義が専門分野に関わることもあり同じ学部の学生ボランティアを募って養成することになったのだ。

少し前にも大学院でカウンセリングコースで学ぶ難聴学生から聴覚障害を持つ医療関係者の就労環境の研究に協力を依頼された。
この意欲的な学生の指導教官は、IBMウェルフェアセミナー「中途失聴・難聴者のリハビリテーション」を機会に20年も前からお付き合いしている方だ。奇遇を感じる。

今の学生への支援もまだまだ十分ではない。これからも支援していきたい。

ラビット 記

通勤に乗っている沿線にも大学が多い

障害を持った学生がいる大学には、国から助成金が出るのだ。大学が聴覚障害を持つ学生のために通訳を付けるようになったのは自分の学生時代を思い出しても大変嬉しい。私自身は肩まで伸ばした髪で補聴器を隠し、自分が難聴であることをごく一部の友人にしか言えなかったから、講義保障なんてとても。声の小さい教授の場合はお手上げ、教科書を熟読するしかなかった。