落語に字幕放送


050821_1318~001.jpgNHKは落語に字幕を付けて放送していた。声の出るコンマ何秒か前に字幕が出ているので、生放送ではない。夜には、日本テレビで「笑点」でも字幕放送をやっていた。これも録画だ。
落語に字幕が付くとよくわかる。映像と字幕のタイミングが合うのも分かりやすい理由だ。

民放の字幕制作には多くの補助金が使われているのに、見られる人が少ないのではもったいない。
字幕放送を見るには字幕放送対応テレビかアダプターが必要だ。家庭の普通のテレビで字幕放送対応のテレビは少ない。しかもそのテレビは地上波デジタル対応で十数万円もする。我が家も字幕放送内蔵テレビが寿命になったが買えないので、インターネットオークションで旧型の字幕放送テレビを求めたくらいだ。
字幕放送の見られるテレビを供給してこなかったテレビメーカーの責任は重いと言わざるを得ない。こういうと、かつては字幕放送対応テレビを発売していたが売れなかったとか、地上波デジタル放送のテレビは標準規格で字幕放送対応になっていると言う。
普通のテレビより数万円高いのでは誰も買わないのは当たり前だ。アメリカのように、全部のテレビを字幕放送対応にすれば良かったのだ。
地上波放送のデジタル化のスケジュールがあっても、テレビを買い替えることが出来ない人はどうなるのか、2011年までに地上波デジタル放送が全国で見られるようになるのか不透明だ。これは、デジタルデバイドそのものだ。郵政カイカクより、こっちの方が重要だ。

国がきちんと指導すべきだが、国の管轄も放送は総務省で、テレビ機器は経済産業省と分かれていることも原因ではないか。

ラビット 記