中途失聴・難聴者のコミュニケーション

中途失聴・難聴者のコミュニケーションをどのように理解するか。
いろいろのアプローチがあるが、客観的に理解しようとした。
昨日の講義では、聞こえないことが社会の中で理解されにくい理由を挙げてもらうことで、聞こえないことが障害であるということはどういうことかを洗い出そうとした。
・外見で聴覚障害を持っていることがわからない
・聞こえないことを体験しにくいこと
・コミュニケーションの障害であること=独りの時は障害は少ない
・社会に中途失聴・難聴の障害、コミュニケーション方法、心理などの理解が不足していること=例聞こえないが話せる、読話で理解できる、聞こえたり聞こえなかったりすること
・影響が人間関係から感情まで広範囲に及ぶこと
・聞えが環境に影響がされること
などを列挙しておく。

次に、まず聞こえないことは身体機能の聴覚の不全であることを説明し、これがコミュニケーションの障害、情報障害になることを理解する。
例コミュニケーションでは、会話ができない、会議に加われない、電話ができないなど
情報では、雨や風、動物の声、テレビやラジオなどの放送、家電などの音など

これらにより、社会的な活動ができないこと、人間としての成長も阻害されることを理解していった。
・地域や職場、学校など社会の一員になれないこと
・医療、介護、教育などのサービスが受けられないこと
・会話などに喜怒哀楽の感情の発達が阻害される
・音楽、演劇その他の文化に触れられない

続く

ラビット 記