中途失聴・難聴の手話


051006_2134~001.jpg051006_2131~001.jpg中途失聴・難聴者にとって、自分のコミュニケーションの広がりを感じるのは初めて要約筆記を見た時、磁気ループで声がはっきり聞こえた時、そして覚えたばかりの手話で会話ができた時だ
それまで聞こえない、わからないとあきらめていた講演、会話が分かるのは非常に驚くと同時に感動する。これからの人生に光明が射したかのようにすら感じる。
手話は、ろう者の言語であるが、中途失聴・難聴者が学ぶ意味は大きい。なにより自分自身の話をどこでもその場で伝えられる、相手の話が分かるという点で他のコミュニケーション手段とは違う。さらにみずから学習の結果で双方向のコミュニケーションができるので二重の喜びを感じる。
手話は言葉なので相手が必要だ。何人か集まって講習会やサークルで同じ中途失聴・難聴者な出会うことが自分の障害を客観視する機会になる
東京都中途失聴・難聴者協会が中途失聴・難聴者が手話の学習するためのビデオ「豊かなコミュニケーション」を制作している。東京都の中途失聴・難聴者のための手話講習会が20年以上も続いているが、中途失聴・難聴者自身の講師関係者の方が中心にテキストを製作し、これにそった内容のビデオだ。中途失聴・難聴者自身が学びやすいような文例を収めている。
 問い合わせはinfo@tonancyo.org

手話で歌を歌ったり、コミュニケーションをするのも楽しい。特にみんなが知っている歌だとなおさらだ。音楽之友社から森本行雄さんの手話の歌の本が出ている。「手話で歌の世界を広げよう」、「手話で歌の心を表現しよう」同協会か出版社まで。

ラビット