文字表記が障害者権利条約議長テキストに


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UNscene1JDFから第8回障害者権利条約に関する特別委員会委員会に向けて、討議の元になる議長テキストの翻訳が出された。
これは、その翻訳によれば、今年1月に開かれていた第7回アドホック委員会の最後に採択された同委員会報告書の付属書2に含まれている。
翻訳が参照した文書はこれである。
http://www.un.org/esa/socdev/enable/rights/ahc7docs/ahc7draftannex2.DOC

この翻訳によれば、第2条に「文字表記」(display of text)が追加された。
「第2条 定義
この条約の適用上、
「コミュニケーション」には、音声言語、手話、文字表記、点字、触覚コミュニケーション、拡大文字、筆記、音声装置、アクセシブルなマルチメディア、平易な言葉、朗読者、並びにコミュニケーションの補助的及び代替的な様式、手段及び形態(アクセシブルな情報通信技術を含む。)を含む 。」

全難聴は、第7回特別委員会でサイドイベントを国際難聴者連盟と開催し、中途失聴・難聴者のニーズの実現を強くアピールした。
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/adhoc7/ri20060120s.html
このサイドイベントに参加したカナダ代表が、第21条の情報アクセスに関して、文字表示を含めるべきだと発言した。
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/adhoc7/ri20060120.html
JDFが2月8日に外務大臣に提出した議長草案への要望にはコミュニケーションの定義に「文字表示」も含めるべきであるとしている
http://www.normanet.ne.jp/%7Ejdf/yobo/20060208.html

文字通訳は、第9条の人的支援の中には含まれていないが、第8回特別委員会中の我々の活動いかんでは文字通訳が書き込まれる可能性もある。
第7回特別委員会の最中から、国際難聴者連盟、世界ろう連が国連事務局と同委員会会場に文字通訳をスクリーンに映すことを検討している。

同翻訳はいずれJDFや日本障害者リハビリテーション協会のホームページなどに発表されるものと思われる
http://www.normanet.ne.jp/%7Ejdf/
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/index.html

ラビット 記