ワンセグ地上波デジタル携帯電話

060228_1442~001.jpgテレビの地上波デジタル放送がケータイでかなり鮮明に見られる。
各社がいわゆるワンセグ地デジ対応機種を発売している。

このケータイで字幕放送が見られるが聴覚障害者用とうたっているわけではない。
ケータイで映像は見られても音はイヤホンで聴く。
これは面倒な上、ケータイでテレビを見るというのはパッと開いて見られるのがミソなので、音声の代わりの字幕は必須機能になる。

字幕放送が受信機の機能ではなく、利用シーンとして必要になる。
というのは、欧米では病院や図書館のように静かな場所やスポーツバー、駅などの喧騒な場所においてあるテレビには字幕が出ているように、聞こえる聞こえないに関わらず、その場所によって字幕が必要になる。

デジタル放送テレビには字幕放送受信機能が標準になっており、我が国も字幕放送の普及が新しい段階に入ったと言えよう。

総務省は2007年に終わる字幕放送普及の指針の検討を2005年度中にも始めるとしていたが、今のところ検討の場は設けられていない。ただ、字幕放送などテレビに対するニーズ調査を実施されているので報告が待って、検討の場がもたれるかも知れない。
障害者向け放送は、2006年がターニングポイントだ。

ラビット 記