聴覚障害者に朗報! 自動車免許条件に聴力基準撤廃の方針

13日、警察庁は、聴覚障害者が自動車免許を取得する際に、補聴器着用を条件に義務つけていたがこれを撤廃する方針を発表した。

時事通信社が10:08に配信したニュースだが、サイトではまだ掲載されていなようだ。

これは、一連の欠格条項撤廃の運動の中で、残っていた最大の課題の一つであり、警察庁聴覚障害と安全について、調査することになっていた。
諸外国では聴力が運転免許の基準になっていないことから、全日本ろうあ連盟、全難聴などがその条件の撤廃を強く求めていた。
二年前から、警察庁の求めに応じて、アンケートや国際交通安全学会の実地運転調査に協力してきたことが、今回の結論につながったものだ。

問題は、基準の撤廃といいつつも、ワイドミラーの装着を義務付けようとしている。義務付けるのは聴覚障害者のみとすれば、これは新たな基準と鳴らないだろうか。
また、わざわざワイドミラーを持ち運ぶ人もいないだろうから、自家用車や特定の車しか乗れないことになる。最近の車は気密性が高いので、外部の音が聞こえにくいことは一般に指摘されている。聞こえない人だけに条件を課すのはおかしい。

聴覚障害者用福祉車両の開発を求める声もある
http://homepage2.nifty.com/ganesh/nakusukai6..html

来年の通常国会道路交通法の改正が提案されると言う。国土交通省警察庁、国会に対して働きかけが必要だ。

ラビット 記

車の耳マーク