今日は補聴器の日だ(2)

補聴器の日だというので、新聞でそれらしき記事を探したが、載っていない。

同日の朝刊に掲載された某大手住宅メーカーの広告でECO&UD(ユニバーサル・デザイン)がうたわれている。しかし、「聞こえのUD」ではないようだ。プラズマテレビ、AVの操作性が向上するといってもリモコンでカーテンや証明が操作できるというもので、聞こえのバリアフリーには触れていない。

一方で、某大手家具メーカーが、家具のショールームに耳マークを掲示し、簡易筆談器も置きたい、難聴者にどう接したらよいか教えてほしいと、協会に相談に来るところもある。
ドキュメンタリー映画の「ヨコハマメリー」の監督に字幕を入れて欲しいと要望したら、前向きに考えてくれる返事が来たり、ある劇場の歌舞伎講座に字幕をつけて欲しいと依頼すると二つ返事で支配人から電話がある。
多分、ニーズは感じているのだが、対応のノウハウがないのかもしれない。ノウハウを普及するのは「聞こえの支援員(難聴者等支援員)」の役割の一つだ。

高齢者が2600万人を超える難聴化社会への対応は、「商機」ではないのだろうか。

ラビット 記