プラズマの大幅な値下げ 字幕回路機能アップに影響?

061229_1253~001.jpg061229_1252~001.jpgプラズマの大幅な値下げ 字幕路機能アップに影響?
12月28日の日経新聞に、薄型テレビ用のプラズマディスプレイが42型パネルが12月契約分で高品位タイプが470-490ドルに値下げしたとあり、前月比50ドル前後安くなっている。昨年12月はグラフからは840ドルくらいだったから大幅に値下がりしている。液晶タイプは42型で今年12月で650-670ドルにとどまっており、昨年12月は1100ドルもしていた。
これだけ大幅に値下がりしているのは、生産技術的なことの外に地上デジタルテレビの普及にあたって、戦略的なものと考えるのが自然だ。

地上はデジタル放送の受信機は字幕放送の受信回路が標準になっているが、これは字幕のスクロールなどデジタル放送の字幕放送の幾つか機能が含まれていない。

聴覚障害者から見れば、今はオプションになっている機能が盛り込んで欲しいがそのコストはパネル等のコストに対して相対的に高くなってしまうことからメーカーは付加しないだろう。一般消費者は安い方を買うのがあたりまえだからだ。
オプションになっている機能を標準機能にしないければ、メーカーは作らない。
他にも、生放送の字幕表示の遅れを解消する研究がNICTで進んでいるが、これの実用化にあたってはデジタル放送受信機の電波産業界ARIBの規格を変えなければならない。
www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/digi_hoso_sikakusyogai/pdf/061116_2p_2-06.pdf
視覚障害者等他の障害者にとっても必要な機能がある。
総務省のデジタル放送研究会の施策は放送行政が中心だが、経済産業省などと連携して対応して欲しい。

ラビット 記