自動車免許更新の講習会に要約筆記の派遣


交通教本
免許更新通知自動車免許の更新時期になり,初めて更新の講習会に要約筆記の派遣を依頼した。
これまでは、講習会は「聞く」だけで終われば免許の更新ができた。しかし、聴覚障害者の自動車免許問題のシンポジウムで,自動車の更新に関わる障害者の配慮をするように通知を出していることを知って,試験場に要約筆記の派遣を依頼してみた。
府中自動車試験場では,手話通訳のことは知っていたが,要約筆記のことは知らなかった。最初に電話した時には、要約筆記のことを説明したら,同席はかまわないと言ってくれたが,費用の負担を求めたらそれは試験場では判断できない,警視庁に聞いてくれと言われた。
警視庁に電話すると,手話通訳は東京の手話通訳派遣等センターに依頼して欲しいとまた誤解された。要約筆記という書く通訳のことだと説明し,費用の負担をして欲しいと言うと,それは初めて聞いた,予算がない、府中試験場の運転免許本部から電話をさせるとのことだった。
自宅で待機していると,要約筆記者の同席は了解するが,要約筆記の派遣費用の負担は出来ないと同じ回答だった。要約筆記の派遣をするセンターを紹介して,そこで交渉してもらうことを考えた。
しかし,センターでは東京の制度があり公費で派遣していると回答したため,試験場や警視庁に負担させることができなかった。
こうした障害者対応はそれぞれの行政が予算化し,対応しなければならないのに,残念だった。

ラビット 記