老人の集まりの「聞こえ」は大丈夫?

高齢化社会を反映して、高齢者の集まり、あるいは高齢者を含む集まりはこれからも増えるだろう。


高齢者は必然的に聴力が低下するがそうした人々が引け目を感じることなく、そのグループの一員でいられるような理解や配慮が必要だ
しかし、会話の中で聞こえなかった人に「だからあ、ご飯よ!ご・は・ん!」なんて、大きな声で言ったり、「ああ、もう仕方ないなあ」などと顔をしかめたりすればその人は恥ずかしく感じ、いたたまれなくなってしまう。


どういうふうに接すれば良いのか社会は知っているのだろうか。家族は、家を支えてきたおじいちゃん、おばあちゃんが耳が遠くなってきたら、どう接するのか尊厳を持って長生きして欲しいはずだ。

ご高名な日野原先生もまだまだご壮健で補聴器を使われていらっしゃらないようだが、聞こえは確実に衰えていらっしゃるのではないか。だとしたら周囲はどのように接しているのか?

まさか、大先生に恥をかかせまいと話に相づちを合わせているようなことはないと思うが、高齢難聴者のコミュニケーションについて、しっかり対応したノウハウやスキルを高齢者施設や関係機関は持っているのだろうか。
そうしたノウハウをどこで教えているのかしら。

「耳のことで悩まないで」(全難聴)
http://www.syusenplanning.com/school/event/books.html
申し込み先は→http://www.tonancyo.org/cgi-bin/C-006/shop/goods/gd_1.html

「難聴高齢者サポートハンドブック」(日本医療企画)
http://www.jmp.co.jp/care/440.html


ラビット 記