聴覚障害アカデミー 聴覚障害者専門家養成オンライン講座

サンフランシスコの風さんから、新しい情報が届いた。

ラビット 記

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ラビットさん、
前にも申したかもしれませんが、HLAAでは聴覚障害専門スペシャリストを養成するために上記のようなオンライン講座を開設しています。難聴者でも健聴者でも誰でも関心のある人が受講できるものです。
http://www.hearingloss.org/docs/AcademyProgramOverview2006.pdf


プログラム概要(Program Overview)を見ると、
1)入門
2)心理精神面のサポート
3)技術面のサポート
4)法律、アドボカシー、照会サービス
(これに社会啓蒙のアウトリーチを入れたい)
の4本立てになっております。


アカデミー設立に関わった人を見るとHLAAの理事長をはじめ、上記1)−4)の分野の専門家が2人ずついますね。トライキン、ハーヴェイ両教授はもちろん2)を担当しています。


ブログの「精神対話士」の話は興味深く読みました。さしずめ「ピアカウンセラー」のようなものかと察しました。
わたしの夢は日本にもこういう難聴者の全生活に関わる全ての分野のサポートを提供してくれるワン・ストップ総合センターができることです。
徳島の方の例じゃありませんが、「聴覚障害者支援センター」なる施設ができてもビデオの貸し出しと手話通訳者養成しかしないんじゃ、名前負けですよね。
S先生がおっしゃるSTや先日のLACEプログラムなどは3)の分野になりますね。わたしの担当は2)の心理精神面でのサポートです。最近話題になってるセルフエスティームをいかに向上させるかです。


難聴者のエンパワメントというのは上の4分野全てが網羅できてこそ成り立つと思います。あちこちつぎはぎのパッチワーク、いやもしかして今の状況は縫い目もないばらばらのパッチかな? それじゃ100年かかっても難聴者の総合的なエンパワメントはできないでしょう。。。


難聴者の素晴らしいキルトをみなで合同制作しよう!