左右の補聴器の聴力検査の結果

両耳に補聴器をして、聴力検査を受けた。
防音室でスピーカーから出てくる単音、単語、文章の三種類を聞くのだ。


両耳、右だけ、左だけと何回も集中して聞くのでとても疲れる。


両耳の単音聞き取り 25.7%
右の単音      30%
右のあとあ行の2音  42%
左の単音      25%
右の単語      68%
右の文章      88%


ドクターによれば、左の単音が思ったより聞こえていたとのことだが、曖昧に聞こえるのでこれかもというオンを書いたので、まぐれかも知れない。はっきり分かったというオンだけ書いたら、数%になっていただろう。
右の「ア」と「ア行の音」の2音の聞き取りはほとんど同じに聞こえたのでそのまま書いておいた。


文章は、最初のオンが分からなくても、次のオンや次の単語によって分かる場合がある。そのためには、判断できなかった言葉のオンを記憶している必要がある。

左右に補聴器をしているとトンネルの中にいるように、音が反響して聞こえる。ドクターに左からこれだけ音が入ってくるのは初めての経験なので、頭の中で一緒に聞こえてくる左右の音が処理できないためかもしれないと話したら、実際に脳に時間差で届いているのかも知れないとのことだった。


左の補聴器は両耳の時はボリュウムが2だったが、左だけで単音検査をしようとしたら、ほとんど聞こえなかった。それで2.5まで挙げて検査をした。両耳の時の右の補聴器のボリュウムは3だったので、左は聴力があるのかないのかわからなくなった。

ドクターとの対話では、左耳が予想以上の結果だったが、左耳から補聴器で出来るだけ言葉を聞き取らせて、次回の検査ではどのくらいの効果があるか、人工内耳の選択はもう少し検査をしてみてからということだ。


「聞き取りの良い右耳に補聴器をして、左耳は補聴器か人工内耳をすることで、右耳の負担を減らす必要もある。」、「左は、人工内耳をするしないに関わらず、言葉の聞き取りをした方が良い」ということだ。「脳の言語野の関係で左に人工内耳をするという説もあるが、定説ではない。」、「これまでの経過から進行性の難聴なので、聴神経が機能低下しないうちに、時間に余裕がある今のうちに人工内耳をするという選択肢もある。」


ドクターとしては人工内耳の手術をしたいのかも知れないと思いつつ、当事者、言語聴覚士、補聴器調整技師、それに第三者を加えて、検討できる体制が欲しいと思った。


ラビット 記