難聴者の音声のコミュニケーション理解

難聴者は発声が出来るのでコミュニケーションは音声による。
思考も音声の日本語で行われている。

ろう者は手話で会話しているように、難聴者の会話は音声日本語だ。


難聴者が聞こえない時に、文字によるコミュニケーションを求めるのは自然だが、話した言葉のままの文字表記で意味が理解出来るかは良く考える必要がある。

音声には様々な形の情報が含まれておりいるので文字表記だけではそれらが漏れてしまう。


もちろん、音声コミュニケーションが発生する現場は様々だ。
仲間とのおしゃべりから会議、講演、学術的な講義。バラエティショー、演劇、放送。

場面によっては文字表記(キャプション)で良い場合がある。


これらに、当事者がどのような立場でいるかでも聞き方が違う。
つまりその場に主体的に関わっているか否かで、求める表記も変わるのだ。

司会のような立場なら即答しなければならないので、即時的に意味理解しやすい文章を求める。それは話された言葉の意味がパッと伝わるものだ

話された言葉の文字表記を読む時間的な余裕があれば(文字表示の時間が長ければ)、理解が出来る。


しかし、話し言葉が文字になっていても、本を読むように斜め読みは出来ない。
昨日、難聴者がまさにこのことについて書いているのを読んだ。
要約筆記を読んでいる時は頭が音声日本語モードになっているからではないかというものだ。


ラビット 記