共通規格のネットテレビが来年には実現? バリアフリーは?


デジタル放送テレビとインターネットの接続の出来るテレビはまだ多くはない。
数年前から販売している松下電器のTナビなどがあるくらいだ。

テレビでネットを利用するのはマイクロソフトのWebTVもあったが、ブロードバンド化も進んでおらず、コンテンツ開発やCPUの能力、著作権法の制約などもあって、普及しなかった。

一方、現在はブロードバンド・プロバイダーなどが各社独自のセットトップボックスをパソコンに接続して見る方法で、著作権料を含めた使用料をとって独自コンテンツを提供している。

「現在、BBTVや光ぷらすなどの有線役務利用放送事業者は独自のセットトップボックスをつけて、動画配信を行なっている。」
http://www.news.janjan.jp/editor/0610/0610243308/1.php


「IPマルチキャスト放送は、地上波デジタルの放送と同時再送信するもので、放送法上は「有線役務利用放送事業者」(電気通信役務利用放送法)」だ。

この地上波デジタル放送の同時再送信する「IPマルチキャスト放送」に限っては、著作権法上は通信ではなく、「放送」として扱うことが打ち出されている。


今回の規格統一は、地上波デジタルの再送信の規格だけではなく、放送事業者や他のコンテンツ提供事業者の持つビデオタイトルのビデオオンデマンドが大画面のテレビでの視聴も可能にすることも狙った規格のようだ。

これがが成功すれば、一挙にネット「放送」(オンデマンド配信)が普及するだろう。

総務省の「視聴覚障害者向け番組普及の指針」(案)にも、「通信役務利用放送」があった。
これに、目標値を持つように提起した団体は全難聴以外にないかも知れないが非常に重要だ。

また、視聴覚障害者やその他の障害者が字幕や手話を入れた番組を見られるようにする著作権法の改正も意味が大きくなってくる。


ラビット 記

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ネットTVで海外番組・総務省、視聴実現へ国際会議

 総務省はインターネットで配信された番組をテレビで視聴するネットテレビで海外の番組も見られるようにする。15日から5日間、国際電気通信連合(ITU)や海外の通信事業者と都内で会議を開き、ネットとの接続方法など共通規格の大枠を決める。将来は海外のテレビ番組や映
画、コンサート映像などを自由に選んで見ることができるようにする。
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS3S1001P%2010102007

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