人工内耳被術者の臨床データ

人工内耳メーカーの機種の違い、信号処理方法の違いによる語音認識率の違いはどうなのか、装用者の体験談では判らない。

今月初めの日本聴覚医学会の発表された演題にそれに関わるものが幾つかあったが、まだ詳細はわからない。

現実にその違いを確認することが出来ないこと、クラリオンが製品供給が止まっていること、治験には長い期間がかかることなどを考えれば、最新の人工内耳を使うのが最良の選択と考えた。



自覚的なクライアントの立場で出来るだけのことをしたい。
自分の人工内耳をするか決めるかを迷った体験からも、「効果」を測定する多角的な臨床データを残すことは重要と思う。

誰かとの会話をしてそのまま記録し、その会話の成立状況とか、自分の声の発音の変化、感情の起伏の変化なども記録して欲しい。


具体的には、片方が補聴器で語音認識率の高い場合に反対側の人工内耳装用の結果を残したい。


その結果で人工内耳適応の語音認識率の基準を明らかにしていきたい
医師の話では日本では30%のようだが、裸耳の検査で音が小さければ0%となって当然適応になるが、補聴器をつければ2週間の装用で50%近くになる自分は人工内耳でどこまで聞こえるようになるのか。

アメリカの基準よりは低いようだが豪州の40%より高い数値で「適応」と言われるのは何故だろう。


新しい人工内耳の機能は、聞えの改善を期待するシーンにどのくらい効果があるのか確認したい。


ラビット 記