電車の中で筆談



彼とはたいてい筆談する。
電車の中でも、ちょっと飲んだ時も。


互いに筆談ボードを持って、車内で見せあっている。
飲んでいる時は向かい合って座り、ノートを広げて話をする。あんまりメニューを頼むと紙のおくスペースがなくなる。


二人にとって書くことが「話す」ことになる。
彼は表情豊かに共感してくれたり、自説を熱く語ったり、楽しい。


ラビット 記