聞こえる人はすごい!?



おはようございます。
聴覚障害者コミュニケーション講座の講師も耳の日記念日のパネラーも大丈夫ですよ。
それだけ一生懸命に考えているのですから。


中途失聴・難聴者の理解を得るためにこういう話し方もあると思います。参考にして下さい。
5番目以降は説明を考えてみて下さい。



聞こえる人はこういうことが出来るんです。スゴイ!シリーズ10連発。

その1.「クリスマスツリーのイルミネーションを見て彼とロマンチックな話をした。」


二人ともクリスマスツリーを見ながらきれいだねとかユカちゃんも綺麗だよって話しているのかも知れませんね。
これは、聞こえない私は出来ないんです。何故か分かりますか?
相手の顔が見えないからです。暗いところや光を浴びている時もだめですね。
聞こえる人は下を見てても背中合わせでも話が出来るんですね。すごいですね。


その2.「友だちと居酒屋でわいわい話が盛り上がる。」


中の仲良しの仲間とのおしゃべりって楽しいですよね。
私はこれが一番苦手なんです。うるさいところは補聴器も役に立たないんですよ。いろんな声がワーってなっちゃうんです。


その3.「おはようございますの挨拶で相手の気持ちがわかる。」


えっ、何のことっ思いました?相手の声で元気かどうかわかるってことありません?何か失敗したとか悩みを持っていそうなことが分かる時ってありますよね。
難聴者は声の調子で相手の体調や精神状態は推し図れません。
顔色や仕草でいつもと違うなと分かることはあります。


その4.「分からない時はすぐ電話で確認する。」


仕事でも遊びでも分からない時はすぐ電話しますね。
しかし私は電話出来ないのでどうしようか考えてしまいます。近くの人に尋ねるのもこんなこと聞いたら恥ずかしいと思っちゃうんです。


その5.「テレビのニュースやドラマが話題になる。」


その6.「行ってみたいカルチャー講座や資格講習会がある。」


その7.「会社の企画会議の発表で忙しい。」


その8.「架線事故で電車が遅れたのでバスで行ったことがある。」


その9.「「Allways夕陽ヶ丘の3丁目」を見て懐かしかった。」


10.「電子レンジや洗濯機が終るまでは一服している。」


最近の洗濯機は終るとピッと鳴るんですね。聞こえるって便利ですね。離れていてもわかっちゃうんですから。


まだあると思いますが、聞こえなくて困ることは具体的な事柄を話すと分かりやすいかも知れません。
上記のシーンは1対1の場合は何番と何番、相手が多数の時は何番ですとか。
テレビや電話の情報通信機器の利用は何番、一般の人が受けられるサービスや教育の機会が得られないことは何番と説明して整理する。


その後に、聞こえない人が社会参加するためには
(1)社会の理解を広めること
(2)社会の聞こえのバリアフリーの環境整備を充実すること
(3)聞こえの問題を広げて頂くボランティアを増やすこと
(4)要約筆記者の派遣や難聴相談支援が受けられる制度をしっかりすること
難聴者の立場から診てくれる難聴の専門医や補聴器店を増やしたりすることも大事です
(5)中途失聴・難聴者協会を大きくすること

も話すと良いですね。頑張って下さい。


ラビット 記