「LLブック(読みやすくわかりやすい本)」を進める
全国視覚障害者情報提供施設協議会からユニークな取り組みの案内があった。
こうした取り組みの中から放送のアクセシビリティについても何か提唱があると良いが。
放送のアクセシビリティは視聴覚障害者だけではないが、当事者も関係者もいない中では他の障害者の問題も見えないので後回しになってしまいがちだ。
ラビット 記
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知的障害のある人への情報提供をテーマとしたセミナーが開かれるのでご案内しま
す。
期日が迫ってのご案内で申し訳ありません。
「LLブック(読みやすくわかりやすい本)を進める
〜だれもがみんな読書を楽しみたい。
知的障害や自閉症、読み書き障害などがあっても、願いはいっしょ。〜」
―知的障害や自閉症の人たちが読書を楽しみ,必要な情報をわかりやすく得るための表現の工夫―
※LLとは,スウェーデン語のLattlastの略語で,「やさしく読める」という意味です。
●日程:2008年2月17日(日曜日)13:00〜16:20(開場12:30)
●定員:300名(当日先着順)
●入場無料
●会場:大阪市立中央図書館5階大会議室
大阪市西区北堀江4丁目3−2
地下鉄千日前線・長堀鶴見緑地線「西長堀駅」7号出口すぐ
電話:06-6539-3326 FAX:06-6539-3336
http://www.oml.city.osaka.jp
「知的障害のある人たちにもわかりやすい情報を!」という 知的障害のある本人たちの願いを受けて,全日本手をつなぐ育成会が年4回発行している「ステージ」という新聞があります。
3回目をむかえる今年度は,知的障害のある人たちと共同で「ステージ」の編集に関わられている野沢和弘氏を招き,
「ステージの制作を通して,たくさんの情報をわかりやすく伝える表現の工夫,わかりやすさとは何か」というテーマで講演していただきます。
また,読書を楽しむための工夫の1つでもあるマルティメディアDAISYを,知的障害者用に編集した本の紹介やLLブックのリストを作成している研究会の活動などの報告をします。これらの報告を受けて,知的障害の人たちや参加者を交えて,わかりやすい表現の必要性や工夫について考える集いとします。
【プログラム】
13:10〜13:30
●「知的障害者のためのマルティメディアデイジー(DAISY)図書」
(マルティメディアデイジー図書とは,音声とテキストおよび画像を同時に使う図書で「アクセシブルな情報システム」と呼ばれます)
藤澤和子(京都府立向日が丘養護学校)
13:30〜13:50
●近畿視覚障害者情報サービス研究協議会「LLブック特別研究グループ」の活動〜視覚障害者サービスの実績とノウハウを学習障害者や知的障害者へのサービスへ
服部敦司(枚方市立中央図書館)
講演(14:05〜15:35)
わかりやすさの本質:知的障害者のための新聞「ステージ」の編集を通して
野沢和弘(毎日新聞社会部副部長.全日本手をつなぐ育成会理事・権利擁護委員長,千葉県障害者差別をなくす研究会座長)
著書:「わかりやすさの本質」(NHK出版),「条例のある街」(ぶどう社)等
15:35〜15:55
●「わたしたちの好きな本,わかりやすい読みもの」
知的障害のある当事者
15:55〜16:20
●質疑応答
当日、5階会場ではLLブックや関係書籍の展示を行います。
1階ライブラリーショップでは関係書籍の販売を行います。
■総合司会 岩崎隆彦(淡路こども園施設長)
企画 吉田くすほみ(大阪養護教育振興会)
藤澤和子(京都府立向日が丘養護学校)
主催:知的障害・自閉症児者のための読書活動を進める会,
(社)大阪市知的障害者育成会
共催:大阪市立中央図書館, 近畿視覚障害者情報サービス研究協議会,
日本書館協会障害者サービス委員会関西小委員会,大阪公共図書館協会(OLA)
後援:(財)大阪養護教育振興会,(社)大阪知的障害者育成会