人工内耳のマップ変更(75日目)で聞こえた!


2月20日、人工内耳のマップを変更した。
12月5日から数えて75日目くらいだ。

今のマップは、うるさくて言葉が聞き取れないこと、職場でコミュニケーションが取れずにイライラしていることを説明した。
STの先生は「そんな迷惑をかけていたのですね。すみません。」と言う。
いや、そういうことではなく、状態を客観的に説明しただけだが。

しきりにうるさいかと聞かれる。うるさいという意味が一致してないように思うが、職場では耳鳴りのようにピピーギーキージジッチーと聞こえるので補聴器の聞き取りの邪魔になるという意味でうるさいのであって、何かの音が頭に響くということではない。

神経に触るような聞えをうるさいとしてマッピングでは避けるようになっているのかも知れない。

本人とSTと共通言語が必要だが、それには根気よく説明して分かってもらうことだろう。


職場では人工内耳のボリュウムも感度も下げていたが、今週から家で人工内耳だけにしてボリュウムも感度も戻してみると、少し自分の声も聞こえることがわかった。
テレビも字幕や口の動きを見ながらなら「聞こえる」。


少し調整をして聞いてみる。次の設定をして、先のと今のとどっちが良いか聞かれる。
先のをA、今のをBとして説明した。なかなか違いが分からない上、違いを説明する表現が思い浮かばない。

次々と変えて行くと、今まで遠くから聞こえていたのが30センチくらい先から聞こえるようになった。

さらに設定を変えてみると頭の中、それも左耳の中から聞こえてきた。声も違って聞こえる。高い声がやや反響するような感じだがもっと聞きやすい声になった。どう説明するか迷ったが「丸く聞こえる」と言った。
STの先生も首を傾げている。

STの先生の声は補聴器で聞くと割りと低めの声だが人工内耳では高い声に聞こえていた。それに近い声で聞えるようになり、少し反響している感じもあるので「丸く聞こえる」と表現した。

さらに設定を変え、6番目のFと7番目のGを登録した。

ここまでで1時間30分。

本体を装着してみると朝まで聞いていたのとまったく違って聞こえる。
補聴器のチューブに水滴が詰まったような聞えだが今までで一番聞きやすかったP4より良く聞こえるようになった。
また報告したい。


ラビット 記