難聴者の受講 人福祉論二回目のレポート

7月1日締め切りの「老人福祉論」の2回目のレポートを仕上げた。
高齢期の健康と病気並びにその予防が学習テーマで、高齢者が病気がちで長期にわたることは知っていたが、そのことが心理的にも大きな影響を与えていることは理解していたとは言えない。

レポートには、「社会的入院」や「訪問指導」について、説明せよとか、高齢者の健康づくりの重要性と注意点の表を完成させる設問もあった。

最後は、終末期の医療で、「感謝が最後まで自分らしくあり続ける支援とは具体的にどのようなものか」をまとめるもので、一番考えてしまったところだ。

テキストには、不治の病と知った末期のガン患者の心理を、否認と隔離、怒り、取り引き、抑うつ、受容の五段階を経ると書いてある。
以前、「乳ガンなんかに負けられない」(文春文庫)を著した女性ジャーナリストの千葉敦子の本を読んでいたのを思い出した。本棚を探したら出てきた。1987年8月10日に第一刷、10月10日には第三刷だから相当売れた本だ。21年前だから、難聴者運動に精力を傾けていた時だ。乳ガンに気づき、その治療と支えた人々との交流を自ら書いていることに驚きを感じたのを覚えている。
(続く)


ラビット 記