難聴者の受講 人福祉論二回目のレポート(2)

終末医療については、同じ難聴の仲間がガンで点滴を受けてベッドかrsも起きあがれない状態なのに、見舞いに言ったこちらの健康を気遣ってくれたということがあった。

確かに元気な時には、いろいろ気遣いをする女性だったが寝たきりになってもそういうことが出来るということに言葉がなかった。

難聴の彼女は終末医療の中で補聴器を外していた。家族や医師、看護師、見舞い客の声も届かない状況で人生の最後を迎えたのだ。
自分には何も出来なかったことを悔やんだ。

その病院の受付には彼女が健康な時に設置を要望した耳マークの標識版があった。
毎日通っていた仲間はそのフロアーの看護師グループに難聴の患者のケアについてアンケートを取り、まとめた。

ちょうどもう1周忌だ。


ラビット 記