スクーリングの時の補聴システム

スクーリング前期二日目。また、雨だ。要約筆記者用に借りたテキストを3冊ずつ2科目持つので重い。

今日は9時20分から4時30分まで、講義が3科目。オリエンテーションとガイダンスがそれに加わる。

自分と先週会った難聴のYさんが補聴器で聞こえるように、ワイヤレスマイクシステムと二つのループ出力が出来るようにして、持参した。
早速、Yさんにセットして聞いてもらったところよく聞こえるという。
良かったと思うが、Yさんはこういう仕組みがあることは知らないし、
使っている補聴器メーカー自体がT回路を付けているにも関わらず使い方を説明していない。
確かに、我が国は磁気ループを設置している公共施設は少ない。補聴器店でも積極的にループ受信機を販売しない。
社会にループを使うことを啓発・促進しているのは各地の難聴者協会くらいだ。ろう学校、難聴学級も校内だけ使っているが、補聴器や人工内耳を使う子どもが地域で使うことを想定した普及の呼びかけていないだろう。難聴者のための音環境は変わらない。

Mリンクーデュアルは左右で聞くものだが私は右が補聴器、左が人工内耳なので、両方ともT回路で聞くことが出来る。
講義の最初は講師が高齢のためか体調のせいか声がかすれて聞きにくい。
次の講師は比較的良かったがそれでも早い。最後の講師は話があちこちに飛びかつ早い。みな神経を集中して聞いてもとても聞き取れない。

これが補聴器を使っていても、内容のあるコミュニケーションをするために、要約筆記に切り替えた理由だし、人工内耳をした理由だ。

人工内耳は今はマップの感度が合わずどれを使ってもうるさく、Tで声が入るようになると余計だ。


ラビット 記