人工内耳と補聴器のバランスと聞こえ(1)

あと2ヶ月弱で人工内耳の手術をして2年になる。
人工内耳の聞こえはどうかと聞かれたら、「発達途上」というのがいいかも知れない。

聴覚機能という点では確かに向上している。左耳は100dBオーバーだったが、補聴器は生来使っていなかった。2週間補聴器を使ったが右耳ほど聞こえず、右耳の補聴器の限界を感じていたので、両耳補聴器という選択肢はなかった。

人工内耳が良いと思ったのは、高い音も聞こえるということだ。感音性難聴で高音域が聞こえず、目の前で言われたことがチンプンカンプンだったのだ。

人工内耳をした理由
(1)低音域が聞こえる補聴器と人工内耳の高い音の組み合わせはきっと良く聞こえると思われた。
(2)それに補聴器で聞いている右耳は必ず聴力が低下することは間違いなく、その補償のためもあった。
(3)補聴器で聞きながら仕事をし、人工内耳が聞こえるようになるという聞こえの連続性も考えられた。

人工内耳に期待したこと
(1)補聴器だけよりもよく聞こえること
(2)初めての人の声がわかること
(3)心理的にポジティブになること、

(続く)
ラビット 記