人工内耳と補聴器のバランスと聞こえ(2)

2007年11月14日が手術日。最初の音入れは12月3日。アメリカではスイッチオンというそうだ。

ピーピー、チチッ、ジジーというのが最初に聞こえた音だ。巷間言われるような人の声には聞こえなかった。でも確かに人の声の強弱に合わせて音は聞こえた。

それから2年。
補聴器から聞こえてくる声を人工内耳の音が邪魔する用な時がほぼ1年続く。この時の言語聴覚士STは人工内耳と補聴器の併用は余り意識していないようだった。

2008年7月、カナダの国際難聴者会議でドナー・ソーキンさんの大人の人工内耳のリハビリテーションについて、講演を聞き感銘を受ける。
帰国後、転院し、新しい言語聴覚士にフリーダムに「スマートサウンド2」をインストールしてもらう。

1年を経過した2008年1月位から人工内耳と補聴器の聞こえが合わさるようになってきた。言葉が立体的に聞こえるようになった。

その後、春くらいから人工内耳と補聴器のバランスが崩れてよく聞き取れない状態が今日まで続く。
バランスが取れないのは聞き取りが難しいのは聞こえの環境が大きい他に、人工内耳と補聴器の電池の減り具合の違いによる影響かと考えていた。

しかし、右耳の聴力の低下にあるかもしれない。今年の夏以降職場でも聞こえていないと思われていたことが最近わかった。
現在、ステロイド剤5mgを毎朝飲用して回復を試みているが2週間ではまだ未回復。

このこともあり、人工内耳だけの言葉の聞き取り検査の結果は人工内耳と補聴器の併用の場合と同等かそれ以上だった。確実に1年前より向上している。


(続く)
ラビット 記
夜の繁華街に突然現れた長い車。ハマー140インチリムジンだ。緑ナンバーだから業務用か。