国会図書館のデジタルアーカイブ化と聴覚障害者

国会図書館は、資料の保存のためにデジタルデータ化して保存するデジタルアーカイブ事業を進めている。
当初の予算が120億円超もあり、出版事業者や著作権者団体と競技して進めているそうだ。

しかし、書籍や新聞等の紙媒体の資料のデジタルアーカイブ化が優先で、音楽や映像資料は全く手つかずとのことだ。

映像資料にどのような資料があるのかわからないがDVDやビデオ、放送番組などもあるなら、字幕を付けて聴覚障害者にも貸し出しが受けられるようにして欲しい。

国会図書館も改正著作権法の対象になり、第37条2項の字幕や手話付きの映像著作物の貸し出し事業者になることが出来る。

障害者団体の意見を聞いて、視覚障害者の点字化、音声化や学習障害者のDAISY化と合わせて、字幕化もバランスよく進めて、誰もが貸し出しを受けられるようにして欲しいものだ。


ラビット 記

※11月より「難聴者の生活goo」
http://blog.goo.ne.jp/hearingrabbit
に移行することにした。