手話ソングについて

手話ソングについてどう思うか聞かれた。

歌手が歌う手話ソングの「手話」が手話になっていなくても、手話振りとして、あるいはジェスチャーとしてみればいいのではないか。表現の問題だ。
その上で一般の人が手話に関心を持ち、良い理解者になってくれるものと思う。社会的な効果が大きい。

中途失聴・難聴者にとって、手話ソングは過去の記憶している歌を「歌える」のはとても楽しい。仲間と一緒に歌詞の手話表現を覚えるのも楽しい。

一方で、ろう者は手話歌を歌っている。ろう者は歌を声で歌うのではなく、手話で表現する。オリジナルの「手話歌」もある。
賛美歌の手話歌を見たことがある。アメリカのろう者グループが歌っているのも見た。芸術性が高い。

こうした手話の多面的な可能性二着目した受け止め方をしないと閉鎖的なものになってしまうのではないか。


ラビット 記