年末清掃と難聴者コミュニケーション考

朝から勤務先の事務所を一人で掃除した。蛍光灯83機、窓ガラス30面。

掃除しながら難聴者のコミュニケーション問題を考えていた。
「難聴者は会話で意見を交換する経験が圧倒的に不足している。」
「健聴者はふだんから電話や会議で、立ち話でもリアルタイムに意見を交わし、時に闘わせながら、合意を形成していく。」
「難聴者はリアルタイムの意見交換が出来ていない」
「それを実現する要約筆記に出会えている難聴者はごくわずかだ。だから要約筆記に不信感を持ったり、全文文字入力に過度な期待する。」
「難聴者は手話、要約筆記、聴覚補償による一体的音声保障が必要だ。音声を聞いて手話を理解し、手話や口型で音声を理解するからだ。」

手を挙げると肩が痛いがリハビリと思って動かした。それでも、柄付きの清掃具を使ったり、昨年は蛍光灯をすべて外して拭いたが今年は付けたまま拭いた。そもそも節電で半分ほど蛍光灯がない。窓ガラスは外側は体を支える体力がないので室内だけにした。

皆は電話や入力、読み合わせに忙しい。あの気難しい課長が温かいお茶のペットボトルをくれた。へーっ。驚いた。

ラビット 記