「身を切る」を議席減と考えるのは議席の私物化だ。

野田首相は、社会保障と税制一体改革で国民に負担を押しつける代わりに議員も身を切らねばならないとして、議席数の削減を繰り返すが、「身=自分」として議席の「私物化」意識があるからだ。

議席は国民の民意の反映を保障するもので、国民のものだ。議員のものではない。私物化は許されない。
身を切るというなら、政党助成金を返上すべきだ。法改正も何も要らない、自ら受け取らなければよい。
東日本大震災に際して、どの政党からも政党助成金を1割でも返上したという話は聞いたことがない。

こういう政党からは、国民の目線の施策など出てこない。「障害者生活総合支援法」なるものもその最たるものだ。現場が混乱するとか言って、その実障害者福祉予算の増大に歯止めをかけたいのが見え見えだ。
年金から介護、保育、医療、教育まで削減のオンパレード。TPP、沖縄基地移転、エネルギー転換、環境保護・・
民主党政権の「使命」はいまやない。

ラビット 記