聞こえの回復の目的。昨夜考えたこと。

初出勤。昨夜、難聴者の人工内耳や補聴器を使った聞こえの回復の真の目的は何か考えた。
難聴者は物音が聞こえる、話している言葉が分かるというだけでなく、そのもっと先の言葉を交わすことによって、たくさんの知識を得て、思考を発展させ、人との関わりを豊かにしたいと考えている。

しかし、多くの難聴者はネイティブの難聴者は特に会話を重ねる経験、自由な言葉のキャッチボールの経験が持てないまま、現在がある。
聞こえるようになったことでどのように相手の言葉を受け止め、自分がどのような言葉を発すればよいのか、どのように人と接すればよいのか、自分をどう表現するのかを
学ぶ場が必要と思う。
聞こえる人は幼少時から周囲と言葉を交わしメディアから多くのことを聞いて自然に習得できていることが難聴者には出来ていない。

難聴者の聞こえの特性、心理を理解してコミュニケーション力の向上を指導するのはスピーチセラピストの役割だと思う。欧米ではどうなっているのだろうか。新年早々、友達になったArleneさんに聞いてみよう。

ラビット 記